人は、いつでも、自分をさまざまな意識でしばりあげている。見栄、てらい、羞恥、道徳からの恐怖、それに、自分を自分の好みに仕上げている自分なりの美意識がそれだ。それらは容易に解けないし、むしろ、その捕縄のひと筋でも解けると、自分のすべてが消えてしまうような恐怖心をもっている。(司馬遼太郎:『風邪の武士 下』)
続・店主戯言 一覧
むろんヨーロッパにもアジアにも「好事家のための美食文化」は豊かに存在する。けれども、それはあくまで料理人がいたり、地下にワインセラーを持っていたりする選ばれた少数のためのものである。本邦の美食本のマーケットはそうではない。これらの雑誌の読者たちはビジネス街のランチや「こなもん」の美食情報を求めるヴォリューム・ゾーンな人々である。そのような日常的食物(カツサンドとかオムライスとかおでんとかについての)美食情報が国民的規模で熱い関心をもって探求され、かつこれほどに情報精度が高い出版文化を持つ社会が他にあることを私は知らない。[美食の国へ (内田樹の研究室)]
空知建設業協会―「地域再生フォーラムⅣ」の基調講演の準備をしていて、とにかくも20分という短い時間に「無料経済」の説明しなくてならないのでちょっと考える。
動物的 | レイバー(労働) | → | 生物的な欲求 |
↓ | ワーク(制作・仕事) | → | 職人的創造から芸術的な創造まで |
人間的 | アクション(活動) | → | コミュニケーション |
続・三丁目の夕日万年筆『ALWAYS』。(ラピタ限定ミニ万年筆第3弾)
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うどん屋では笑うことはないが、お好み焼き屋ではなぜかよく笑っている。せつない想い満開でスパゲティを食べたことはあるけれど、お好み焼き屋では腹が痛くなるほど笑い転げながら焼きそばを食べていたことしか記憶にない。[140B劇場-京都 店特撰|その5 焦げたソースの匂いが誘う、35年前、35年後。「お好み焼き 吉野」]