桃知商店よりのお知らせ

ブログ盗用など起こりようもない、とても楽ちんなブログの書き方―ブログ盗用アナウンサーは「読み応えのあるものを毎週更新しようと背伸びしたため」と言った。

中テレくん福島中央テレビ(郡山市)の大野修アナウンサー(38)が、同社ホームページ内のブログ「アナウンス室日記」で他人のブログ記事を盗用した問題で、同社は26日、大野アナを休職2カ月の懲戒処分とした。メーンキャスターを務めていた夕方の情報ワイド番組「ゴジてれChu!」も降板させ、アナウンス部以外に異動させる。

同社の調査では、大野アナは昨年9月に盗用を始め、常態化した。33件の記事のうち15件が、9つのブログなどからの盗用と判明。ほぼ丸写しのものもあった。

大野アナは「読み応えのあるものを毎週更新しようと背伸びしたため、許可なく、自らの体験に基づかない内容を盗用することになってしまった」と話しているという。[河北新報ニュース ブログ盗用アナ休職2ヵ月 福島中央テレビ]


社命で書くブログは辛い

「読み応えのあるものを毎週更新しようと背伸びしたため」というのは辛い。それはたぶん社命で書くブログであったのだろうが、社命で書くのなら、そんな気持ちもにもなるのかもしれないし、もしかしたらそれは、テレビ村の住人のサガなのかもしれない。

ブログは読まれない

あたしは、書いたばかりのブログは、ほとんど読まれることはない、と考えている。(当初のアクセス数は少しはあるけれど=200程度)。先のエントリーである[ 左脳で虫の音を聞く、若しくは「音読み(漢字)が訓読み(かな)に注釈を与える」(ジャック・ラカン)]のような読むのも面倒なタイトルのものなら(アップした24時間で)100アクセスあったら万歳ものなのだ。

では、なぜに読まれることのないテクストを毎日書いているのか、と言えば、それは(やがて)読まれる(かもしれない)程度の考えからだし、そもそもこのブログは、あたしの日本語の勉強の場であり、あれこれと実験する場でもあり、もちろん桃知商店が世間様と接続する場でもあるからだ。

やがて読まれる(かもしれない)

日本語の勉強や実験についてはおいといて、やがて読まれる(かもしれない)については、例えばここ一ヶ月のアクセス数上位を見ていたただければ、少しはご理解いただけるかもしれない。(以下はリサーチアルチザンによる。2008年4月26日から5月27日で、全体の0.35%以上のアクセス数を持つページ。リンク先はあたしのための解析結果なので皆さんはアクセスできません。すいません アクセス可能に修正しました)。

ページ名

アクセス数

割合
ももち どっと こむ|ITコンサルタント 桃知利男のオフィシャルサイトへようこそ! 8,903 11.06%
浅草グルメマップ(裏浅草中心) 5,119 6.36%
モモログ |続・ITコンサルタント 桃知利男の浅草的ブログ 3,601 4.47%
浅草でランチ|桃知利男が食べた浅草のおいしいランチ目録 1,240 1.54%
ももち ど ぶろぐ|桃知利男の浅草的ブログ 1,064 1.32%
モモログ|続・浅草グルメ 604 0.75%
ももち ど ぶろぐ|出張命令書兼旅費精算書兼出張報告書。 539 0.67%
unknown (携帯アクセス) 530 0.66%
ももち どっと こむ|美術に限っていえば、浅田彰は下らないものを誉めそやし、大切なものを貶め、日本の… 508 0.63%
モモログ |続・ITコンサルタント 桃知利男の浅草的ブログ 475 0.59%
ももち ど ぶろぐ|地方財政健全化法案と日経による連結実質収支比率試算。 467 0.58%
ももち ど ぶろぐ|浅草グルメ 369 0.46%
ももち ど ぶろぐ|揚子江・黄金寿司。(札幌市) 363 0.45%
ももち どっと こむ|桃知商店 桃知利男へようこそ!(プロフィール) 335 0.42%
桃知利男の依存リンク集 308 0.38%
モモログ|「公共事業をやめて強くなったゼネコン」と云爾。 307 0.38%
モモログ|ハナマサステーキでランチ。(千束3丁目) 304 0.38%
笑福亭遊喬|笑福亭遊喬のホームページへようこそ! 289 0.36%
モモログ|うますぎて申し訳ないス!洋食屋ヨシカミのハヤシライスでランチ。(浅草1丁目) 282 0.35%
ももち どっと こむ|桃知利男の仕事 281 0.35%
モモログ|BAR FOSでラガブーリンをギュッとやる。(浅草3丁目) 278 0.35%

データベース的に書く、そしてロングテールを機能させる

こうして見ればわかるように、古いエントリーへのアクセスがかなりある。これらの古いエントリーに共通していることは、それがデータであるということだ。データであるが故に検索され、リンクされ、アクセスされたのだ、と考えている。

もちろん、このサイトはロングテール化しているので、一ヶ月のアクセス数8万超に対して、これら上位のエントリーでさえ、その占める割合はたかがしれている。

この一ヶ月にアクセスされたのは約2300のエントリーで、それはこのサイトにあるほぼすべてだ。このサイトは総動員でアクセス数を上げている。

一ヶ月で1アクセスしかないエントリーも500以上あるが、それらは合計で500件のアクセ数をつくり出しているのだから、ロングテールは機能していることで無駄はない。

またそんなロングテールでしかないエントリーが、突然多くのアクセス数を稼ぎ出すヘッドになる、というのもよくあることで、その偶有性はあたしの意図を越えてもいる。

上の例だと ももち どっと こむ|美術に限っていえば、浅田彰は下らないものを誉めそやし、大切なものを貶め、日本の…  がそうであって、それは[あえてするゲームをあえてするゲーム、という死 - ネ タ の タ ネ]で参照いただいたからだ。

こういう地味なサイトが、結果的に(なんらかのかたちで)読んでもらえるようになるには、そんな戦略しかないのだと(あたしは)考えている。

だから、「読み応えのあるもの」を無理して書く必要もなく、ただ(あたしの)日常としての「街的」や「記録しておきたいこと」をデータベース的(備忘録ともいう)に蓄積している。つまり自分が経験したこと、感じたことしか書かないのであるから、引用はあるけれども盗用はない。

データベース的に書くなら更新は楽ちんだ

そうして書かれたエントリーは、やがて読まれる(かもしれない)だけでなく、その書き方において、日々の更新作業を楽なものとしている。

この書き方は、自主規制でもしないかぎり、いくらでもエントリー数を増やせるのだ。生きていればなにかしらはやっている。それを書くだけだもの。

ただ現在は、新規のエントリーは、平均で1日あたり2エントリーに収まるようにしている、その理由は、使っているサーバのデータベースがプアだからだし、検索エンジンのキャッシュを確実にしたいからだ。(それは実験の結果から得たものだが)。

例外

この書き方の例外が、「浅草・岸和田往復書簡」であって、そこにあるテクストはデータベース的には書かれていない。それは書くことの負荷の大きなテクストで、いってみれば質が違うのである。だから毎日書きたくとも、書けやしないのだわね。

それはさておき(閑話休題)、このロングテール戦略が機能する要件は、データベース的に書かれたエントリーが増えることでしかない。しかしそれには時間。がかかる。その欠点を克服し、短期間にロングテールを機能させようとしたのが、「岩見沢生活空間創造システム」であって、その目論見は今のところ成功している、といえるだろう。(データベースとしては少々弱いところもあるけれども―書き方的にね)。

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協会ブログの難しさ…

本来、ブログはプライベートなもの…それを人(会社・協会)のために書くとなると難しくなるのが当然です。 続きを読む

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