石臼挽十割そば石臼挽十割そば


石臼挽十割そば

午前6起床。浅草は今日も晴れだ。延々と続くかのようなこの夏空を、気持よく迎えるにはどうしたらいいのだろう、と朝方から考えている。しかしそんなことを55歳にもなって考えることか、とふと思う。

さて、これは7月6日の昼餉ランチで、つまりマルカンデパートで昼餉を食べた日の昼餉であるから、なんとこの日二度目の昼餉である。こんな食べ方を普段もしているのか、と思われるといけないので書いておくが、普段は絶対にしない。

石臼挽十割そばただこの日は、マルカンデパートでは殆ど食べていなかった、というのが本当の処なので(いや、本当にノスタルジーに浸っていたのである)、帰り際、花巻市吹張町にある「やぶや総本店」へ寄ったのだ。

ここの蕎麦は細く機械切りの様に見えるが、その感じは、渋谷の「そば処 福田屋」の蕎麦によく似ているな、と思った。

そして石臼挽十割そばと名打たれたこの蕎麦を「もり」で食べたかったのだが、生憎と「ざる」しかなく、それでいただいたのだ。

そしたらこの蕎麦が思いの外うまいのである。頭の「のり」がちょいと邪魔だったが、甘めのタレも手伝って、あっと云う間にたいらげてしまったのだ。あたしは二度目の昼餉を手繰り、ようやく腹が朽ちたのだ。

やぶ本店
岩手県花巻市吹張町7-17
0198-24-1011

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