岩見沢でF2Fの夜(撮影:馬渕智康氏)岩見沢でF2Fの夜(撮影:馬渕智康氏)


岩見沢でF2Fの夜

午前5時30分起床。浅草は晴れ。岩見沢(空知建設業協会)へ行けば、久しぶりのF2F(Face to Face)の夜なのだった。この日F2Fを楽しんだのはあたしを入れて延べ7人、みんなそれぞれいい話題を振ってくれる。

「IT化は飲むことだ」(by 砂子さん)、と云っていたあたしが、みごと撃沈したのは4年前の事で、それ以来長きに渡り回復に励んできた。回復に励んできた、と云ってもただ飲んでいただけなのだが、残念ながら回復は遠かった。この日は馬渕さんが皆さんに声をかけてくれた。あたしも7割ぐらいは呑めるかな、という具合で本当は駄目な生ビールを腹一杯飲んだ。

「IT化は呑むことだ」、という言葉は決してなくなりはしない。ただ違った役割を担っている、と考えるから「IT化」は呑まなくても大丈夫かな、となる。「IT化」はいつも同じ役割を担っている。それはあたしの「依って立つ共同体」を護持すること、なのだ。「依って立つ共同体」こそがいつも考えていなくてはならない大切なものなのである。

それは「大きな物語」が通用するところなのであり、呑んで酔ってちょっとはなしが大きくなってもまた良しなのである。あたし達は別に外国語をはなし、世界中を背景に仕事をしているわけではない。あたし達はずっと同じ土地で、同じ言葉で、同じ食べ物で、同じ芸能や生活文化を生きて行く生粋の田舎者のなのだ。でもその事をわきまえている。その上でこの地域の文化を守りたいと思っている。こんな素晴らしい人達と一緒に呑めることをあたしは幸せだと思うのだ。