とちおとめ
午前4時55起床。浅草はくもり。栃木の川上さんから「とちおとめ」をいただいた。
12月は栃木のイチゴにとって一つ目の旬で、ハウスになった赤い宝石のような果実を、JAかみつが 西方苺部会の方々がもいできてくれたのだろう。
これは、正しく「純生産」であり、ひょいと「商品」に転換してあたしまで届いたのであるが、あたしの処では「贈与」と呼ばれているものだ。
その「譲与」をありがたくいただくのだが、しかしこれを送ってくれた川上さんの姿を、もう何年も拝見していないのだな、と思う。
あたしはこの「贈与」を前に、送った人の姿は見ずに送った人を思う。しかし思う人の姿は若い頃のままなのだ。たぶん今あったら変わっているかもしれないな、と自分の姿を鏡に映しながらも、この「贈与」を有難くいただくのだ。