雪と雨の浅草寺雪と雨の浅草寺


雪と雨の浅草寺

午前5時起床。浅草はくもり。昨日の朝は最悪だった。なにがって、道が、なのである。家を出た途端、目の前は白い雪で覆われ、その上雨が降っていたのだ。あたしはこれからの道中(晴れていれば15分位だ)を考えると目眩がしてきた。

あたしの歩く先は雪だらけなのであり、雪だけならまだいいが、朝から降っている雨が最悪だった。この雨、溶かそうとした雪を一層堅くしているようなのだし、雪を溶かさずに水の固まりを造っている。

あたしはいつものように浅草寺を通って銀座線の浅草駅まで出ようとしたが、行く途中でコートの左側はビショビショに濡れてしまい、靴はもうどうにでもなってくれ状態だった。

あー、と思うが、電車にのって上野駅を過ぎた頃、あたしの目が釘付けになた。なんとクロックスを履いた若い男の子が居るのだ。それも裸足で、その上ビショビショで、である、いや若いの、やるもんだね、と声を掛けたくなったのだ。