大畠屋のもりそば5枚大畠屋のもりそば5枚


脱天ぷら

午前5時起床。淺草は晴れ。マルカンデパートの大食堂で和風ハンバーグを食べたあと、昼食は直ぐに大畠家という蕎麦屋でとった。大畠家はマルカンデパートの裏にある蕎麦屋である。

蕎麦は炭水化物であり、少なくとも糖質制限食を日々守っているあたしは食べてはけないものであるが、こと蕎麦に関しては「良い」と勝手に決めて食べているのである。

元炭水化物魔王註1のせめてもの抵抗である。

先々月中旬までの数ヶ月間は、同じ蕎麦でも、ちょっと淋しいので、「かき揚げ」なぞをつけて食べてみた。所謂「天ぷらそば」である。暫くの間HbA1cの調子が良かったものだから、調子に乗ったのだ。

しかしその結果は芳しくなく、体重こそ増えなかったが、血糖値、HbA1cとも上昇したのである。。

そこで再度実験なのだ。蕎麦だけを腹一杯食べたらどうなるかである。それで先月は「もりそば」を主に「天ぷら」を省いて大盛を昼食に食べてみたのだが、そしたらその結果は悪くはないのである。

と云うことで、この日は腹5分目にもかかわらず、「もりそば」を3枚を食べたのだ(後の2枚は村上さんが食べた)。大畠家の蕎麦は更科系の白い蕎麦で香りはしない。その代わりに汁が甘いときている。

しかしこの甘さはたいした事はなかった(ただし、たいしたことがないのはあたしだからだろう、東京の「永坂更科 布屋太兵衛」の汁に比べたら10分の1程度の甘さなのである)。いやこの大畠家まったくフツーの蕎麦屋にもかかわらず「天ぷら」はない。11時の開店と共に客が押し寄せてくる不思議な蕎麦屋なので、心して行ったほうがよい。もちろん蕎麦としての出来はいい。

註記

  1. あたしがあたしであるのは、あの蕨での「おじやうどん」があるからである。ちなみに「多留屋」はもうないのだった。

大畠屋

大畠家
岩手県花巻市豊沢町5-1