秋刀魚
午前6時15分起床。浅草はくもり。今年も釜石の前川健一さんから秋刀魚が届いた。ありがとうございます。サンマといば家では先ずは塩焼きである。
添えてある大根おろしは、なかなかそろえるのに苦労をしたものだ。
この大根を買いにダイマスに出掛けたが、生憎と売り切れで、しょうがねぇや、とばかりに反対方向のローソンまで踵を返して、やっと買ってつくったものだ。
だが、あースダチを忘れた、というぼんくら一家なわけで、それがこうして、今年もおいしい秋刀魚にありつけるのは、前川さんのおかげなのだ。
秋刀魚は殆どこのままいただくことにしているあたしにとって、残るのは頭と尻尾と中骨だけという簡潔さ。
勿論はらわたは大好きなのでもしゃもしゃと食べる。しかし子供の頃にははらわたは食べられなかったのだが、二十歳の頃から何故か食べられるようになり、今ではなくてはならないものになった。
この子供の頃と大人になってからの食べ物の好き嫌いは、確かに他にもあるわけで、秋刀魚のはらわたはその代表みたいなものだ、と思うのだが、残った秋刀魚は勿論煮付けにしたのだ。これは子供の頃からの大好物、これで暫くの間は秋刀魚を食べていられるのだ。