いもっこ鍋
午前5時45分起床。浅草はくもり。盛岡での夕餉は「いもっこ鍋」だった。「いもっこ」って知っているだろうか。
「いもっこ」とは里芋のことで、この鍋はいわば里芋鍋なのである。里芋は岩手県内では北上市の特産品で、それを「二子さといも」というのだそうだ。
この「二子さといも」、岩手県の秋の風物詩である「芋の子会」の主役となるのだが、その「芋の子会」でつくられるのが「いもっこ鍋」だそうだ。
だいたい「芋の子会」が何だか分からないのだからちょっと面倒なのだが、「いもっこ鍋」付きのピクニックの様なもだと思っているが違うのか。
しかし、この「二子さといも」、粘り気が強い、本当に粘る。そしてくちの中でトロッととろける食感が抜群なわけで、柔らかいのに煮崩れしないのだ。
あたしは自分の病気を完全に無視しておかわりを三杯も食べたのだが、これが網玄の謹製だとは誰が思いつくだろうか。
網玄
岩手県盛岡市菜園1-2-17