盛楼閣の盛岡冷麺盛楼閣の盛岡冷麺


盛岡冷麺

午前5時起床。盛岡はくもり。盛楼閣の盛岡冷麺である。綺麗な麺の流れに思わす見とれてしまう。その流れるような麺の大盛りに腹がぐぐっと鳴るのだ。そして白濁したスープの恐ろしさよ。

辛みは別辛だ。つまりキムチの類は別にもらう。キムチは別にしてもらった方がうまい(と思う)。

若しかしたら使うかもしれないその辛みを傍目で見て、ゆで玉子の黄身を潰すのだ。黄色い粒々を小さな粒々になるまで壊し、まだその粒々を小さな粒々にする。

その黄身が溶けたテールスープはすこぶる付きでうまい。肉と胡瓜と太い冷麺の麺を交互に食べ終え、スープを最後まで飲み干す。

この時、果物(今は梨である)をポリポリと噛む。あーうまいなぁ、と盛岡冷麺を腹一杯食った満足感に包まれる。これが盛岡切っての非日常であり、非日常の始まりなのである。

盛楼閣
岩手県盛岡市盛岡駅前通15-5 ワールド・イン・GENプラザ2F