喜乃字屋のおおもり
午前7時5分起床。浅草はくもり。この日は雨で、上野駅で電車を降りたあたしは、
勘の良い人は気がついているだろうが(まあ、そんな人はいないだろう、と思う)「ペッパーランチダイナーUENO3153店」に向かっていた。
その途中立派な蕎麦屋があった。名前を「喜乃字屋」といい、貼り付けてあるメニューを見ると、どう見ても立ち喰い蕎麦の仲間なのだ。
「へー」と思い、行き先変更で中に入ってみた。「厨房」、と呼んでもいいような、立派なしつらえの調理施設をもっている店だ。
ここは恒例になっている「おおもり」を頼んでみた。ここの蕎麦は蕎麦粉100%、つまり十割蕎麦である。そうなると、どうやって打つのか見ものなのだが、案の定押出式製麺機であった。
盛岡冷麺と同じである。浅草の「本陣」とも同じであるが「本陣」に比べると随分と麺が細いのだが、やがて上の写真のような一式がお盆に乗ってやってくる。
さて、と思い手繰り始める、とこれは蕎麦の香りが少しだがするのだ。蕎麦の香りがすること自体素晴らしい。でも残念ながら量が少ない。ここは趣味の蕎麦ではないので(あたしはそう思った)、もう少し量が多ければな、と思うのだ。
喜乃字屋
東京都台東区上野公園1-54 上野の森さくらテラス1F