初鰹を食う初鰹を食う


初鰹を食う

午前6時5分起床。浅草は晴れ。この日は初鰹で呑んだ。回転寿司のまぐろ人での夕餉である。「回転寿司」を寿司屋と単純に比較してはいけない(と最近思うようになった)。「回転寿司」という一つのジャンルがあると思うのだ。

例え回っていなくても「回転寿司」は「回転寿司」であるのは、座って食えるのに「立ち喰い蕎麦屋」があるのと同じだろう。ここは目の前を皿が回っているが、ただしメニューと註文された皿が主体なのである。

この日はその回っているメニューの中に「かつお」があった。最近の流行の脂がついたものではなく、脂がついていない若い躯体が初々しい。千葉県の何処かで揚がったものだと板前さんが云っていたが、それが何処かなんて覚えちゃいない。

ただそれを切ってもらう。つまり刺身にしてもらう。切ってもらったら食うだけである。鉄の味がするその赤身を食った。初物を食べる。これには力がみなぎっている。初物を食べればなにか力を得ることができる、のかはわからないが、あたしは東を向いて笑ったのだ。[浅草グルメマップ]

カツオ

ビールを呑んだ

浅草まぐろ人新仲見世通り店
東京都台東区浅草1丁目21-8 シャローグラスビル1・2F