三遊亭歌橘師匠三遊亭歌橘師匠


三遊亭歌橘師匠

午前4時10分起床。浅草は晴れ。来る9月5日に開催予定の桃組「小さな勉強会」だが、今回は三遊亭歌橘師匠をお呼びしたのだ。「小さな勉強会」で一席噺をしてもらおう、という魂胆である。

歌橘師匠には、二つ目のあし歌時代にあたしの勉強会で噺をしていただいたのだが、約8年ぶり(たぶん)の登場である。

芸人の名前が変わるというのは、情報は普遍だけれども、人間は変わる、ということの典型例のようなもので、あし歌の頃の歌橘師匠と、今の歌橘の歌橘師匠はまったく違う人間なのである。

つまり、あの頃に比べれば歌橘師匠はづっと立派になられた(キアムスだ、と思う)。そういう立派な師匠があたしの勉強会に来てくれる。

それじゃぁ「われわれ」は何を勉強して帰るのか、と云えば、あたしは脳梗塞で倒れて以来、その後ずっとリハビり状態が続いるようなもので、最近1時間なら話をしてもいいな、と思える程度である(その昔は4時間が普通だった。これもキアムスだ)。

まあ、これからが花の男(歌橘師匠)と、初老の黄昏ちまった男の噺を聴いてみるのもよいかもしれないな、と思った次第。もちろん聴き比べられて、(あたしが)罵倒されるのがオチだろうが、兎に角、三遊亭歌橘師匠の登場である。みなさん楽しみにしていてほしいのだ。

キアムス