二枚もりそばの大盛り二枚もりそばの大盛り


浜松町の嵯峨谷

午前4時40分起床。浅草は雨。またもや浜松町の嵯峨谷で昼餉なのだった。あたしは最近どういう訳か最近「二枚もりそば」を頼むようになった。それも大盛りである。これが好きなのだ。しかし嵯峨谷に行って「二枚もりそば」を頼むと「これは果たして蕎麦なのか」、という疑問が何時も湧いてくる。

嵯峨谷の蕎麦は十割蕎麦である。誰もが「蕎麦だ」、と云うはずである。だけでど一度自分の手で手繰って欲しい。そのストレートで、太く、そして光沢をもった麺はまさしく冷麺に見えるだろう(と云っても盛岡冷麺に比べれば色は黒いが)。

しかし、これが冷麺ではない、と云えるのはその舌触りにある。そのざらついた舌触りは、まさしく冷麺とは違うのだ。かと云って蕎麦らしい蕎麦の味でもないのであるが、これが嵯峨谷の味だ、ということはちゃんとあたしにインプットされている。それぐらいに強烈なのである。

蕎麦粉100%の蕎麦とはいえ、蕎麦はけっして糖尿病によいものではない。しかし糖尿病のあたしでさえ、せめて一食は好きなものを、ということで選んだ食材が蕎麦である。何時までも食べられたら幸いなのであるな。

蕎麦 冷麦 嵯峨谷
東京都港区浜松町2-3-22