野菜天そば+もう一枚のなす天ぷら
午前2時30分起床。浅草はくもり。この日は四街道からの帰り道、どこかで朝食を食べないと、と思い津田沼駅で電車を降りたのだ。そう「つだ沼そば」にいってみようと思いたったのである。
津田沼駅で降りて少しだけ歩くが、歩いている最中に思った。この同じ方法(駅)に向かって歩いている人達は何なんだ、と。
浅草では見たことのない人の波である(いや見たことはある。浅草寺の仲見世でだ。しかしスピードと顔の表情が全く違うのである)。この人達が都内の喧騒を創り出している一部なのか、と思うとなにか凄い気がしたのだ。
かわいらし看板に彩られた店は、夫婦と思われる二人がやっていた。店内には二人の客がいたが、あたしは「野菜天そば」の食券を買うと食券をおばさんに渡す。
暫く壁の張り紙を見ていると凄いものを見つけてしまったのである。そこには「朝サービス」と書かれていた。それによると朝11時までのサービスとして「野菜天ぷら」をサービスしますとのこと。
かぶったのだ。やっちまったのだ。あたしの背中に旋律が走ったのである。
やがて、おばさんから呼び出しだ。「野菜天そばのお客様ー」。「はーい」と返事したが、次のことばで地獄におちる。「なす天、かぼちゃ天、蓮根天のうちお好きなものを一つのせますよ」。
あーなんてことだ。知っていれば「野菜天そば」なんて頼まなかったのに、と思った。しかし後悔先に立たず。あたしは「なす天を下さい」と頼んでいた。そしてやって来たのが上の写真である。なすが二つある「野菜天そば」である(けれど十分にうまかったのだけれどもね)。
つだ沼そば
千葉県習志野市津田沼1-10-41