ジンしゃぶの準備完了ジンしゃぶの準備完了


ジンしゃぶ

午前4時20分起床。浅草はくもり。今日は北海道へ飛ぶのだが、彼の地(新千歳空港)は雪らしい。さて飛行機が飛ぶのか、ようは羽田についてからのことだ。

さて、この湯豆腐のようなものが、盛岡の下河原さんからの贈与である「ジンしゃぶ」の準備完了の写真なのである。この段階であたしは思い切り元気がでたのだ。

なんと云っても秘伝のタレが凄い。凄い、と云うよりも、葱を散らし仲子に這い入ったそのタレは、ずばり遠野の香りがするのである。遠野の香りってなんだ、と聴かれそうなのだが、あたしが知るよしもない。

ただジンギスカンの匂いがするのである。タレだけでジンギスカンだと分かる。このタレの匂いだけで、遠野駅前(もう10年は行ってないな)が頭の中に思い浮かぶのである。

そしてジンギスカン用に準備された肉は、ラム肉2種と(あたしが)一番うまいと云って憚らない豚肩ロースなのだ。これらをしゃぶしゃぶとお湯に潜らしてからそのタレにつけてたべる。

するとどうだ、やっぱり遠野なのだ。ハレとケの遠野なのだ。カッパの故郷の遠野なのだ。カッパ隊が元気に工事をしている遠野なのだ。遠野の味となって表れるあたしの幻想。〈想像界〉をみごについてきた。やるな「ジンしゃぶ」。

ラム肉2種と(あたしが)一番うまいと云って憚らない豚肩ロース ラム肉2種と(あたしが)一番うまいと云って憚らない豚肩ロース

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