極め塩とりそば(大盛)極め塩とりそば(大盛)


そば助 本店

午前5時5分起床。浅草は雨。「そば助」は北千住店に以前に行ったことがあったが、ここ稲荷町店(本店)は初めてのお伺いである。ここの蕎麦が好きだ、と云う人と知り合って色々と話を聞いたところ、ここが本店であること、そしてウリは「塩ダレ」であることを教えてくれた。

あたしは北千住店の印象を話したが、その時はわけも分からず「豚そば」を大盛で頼んだこと、そして蕎麦が印象的であり、どんぐり冷麺押し出し製麺方式ではないように感じたことを話すと、「いや、たぶん押出式製麺機だよ」、と教えてくれた。

であればだ、その解を探そう、と店に入ったが、答えはあっさりと目の前にあったのだ。そう、どんぐり冷麺押し出し製麺機がだ。いや、全然気が付かなかったのだが、まさかここの蕎麦が押し出し製麺方式でできているなんて、まったく普通の製麺機と区別がつかなかった。

さらに「極め塩とりそば」(大盛)を頼んだのだが、まずはスープを飲んでみる。レンゲで飲むという反則技だが確かにうまい。それは醤油ではない。別にあっさりしているわけでもなく、むしろ深いうまみのある味で、なによりも甘いのだ。

しかしこのスープ(あえてスープと呼ぼう)は日本蕎麦のものではない。

甘いはうまい、うまいは身体にいいわけはないのだが、やたらと甘い。こんなに甘いものだとは思いもよらなかったのだが、これを日本蕎麦と同じ土俵で評価してもしょうが無いのだ。

そして、これはむしろ「本陣」(昔のである)のやりたかったことではなかったのか、と思うのだ。それは、あたしの言葉では「ハイブリッド」であり「マッシュアップ」なのだが、一言でいうならラーメンと同じようなものを蕎麦でやってしまった、それなのだ。[浅草でランチ]

どんぐり冷麺押し出し製麺機

そば助本店

そば助 本店
東京都台東区松が谷1-4-6