藻琴湖の牡蠣藻琴湖の牡蠣


藻琴湖の牡蠣

午前6時30分起床。浅草は晴れ。もうそういう季節になったのだなと思う。宮田さんから「藻琴湖の牡蠣」が届いたのである。この「藻琴湖の牡蛎」は普通の牡蠣よりも躯体は小さいのだが、その中身は意外と確りとしている。牡蠣というのは面白いものだな、と思う。

食べると海の香りが薄く、何か若くて初々しのである。そんな牡蠣は「蒸し牡蠣」で食べる。いつもそうしているように今日も牡蠣をトングで取る。そして蒸し鍋の中に入れてやる。これを繰りし、最後に蒸した牡蛎を皿の上に並べる。

そしたら食うのだ。味付けはレモンだけだ。牡蛎の怪しげな襞がレモン汁で濡れる。そのどこかエロティックでどこかで笑えるものを頬張る。すると口の中で小さな汽水湖がはじけるのだ。うまいなー、としみじみと感じる一瞬だ。

藻琴湖の牡蠣

藻琴湖の牡蠣

藻琴湖