img_interview_header001-thumb-640x300-800西条秀樹さん


脳梗塞と急性心不全

午前6時40分起床。浅草はくもり。西条秀樹さんが亡くなってしまった。彼の唄は2,3曲知っているだけで、とても熱心なファンだとは云えなかったけれど、2003年、2011年に脳梗塞を発症し、右半身麻痺の後遺障害が残っていた中で、リハビリに励み、歌手を続けていた。かくいうあたしも同じ脳梗塞患者であり、いつ脳梗塞が再発するかわからない中で生きている。

西城さんの死因は急性心不全だが、その原因としては心筋梗塞、不整脈、弁膜症などがある。中でも、脳梗塞を2度起こした西城さんは、血栓ができて冠動脈に詰まりが生じた心筋梗塞ではないだろうか。元々、西城さんの脳梗塞は、脳の細い血管が詰まる「ラクナ梗塞」で、あたしの「アテローム血栓性脳梗塞」とは異なる。

しかし、若くて脳梗塞、心筋梗塞になるのは生活習慣による動脈硬化が主で、日本人の4人に1人が動脈硬化による心臓や脳の病気で亡くなっている。脳梗塞の後、西城さんも医師も薬や生活習慣の見直しで、再発防止に努めていたはずで、禁煙、こまめな水分補給、血液をサラサラにするのは、あたしが行っていることだが、西城さんも行っていたはずだ。西城さんの去り際が、まるで我が事のように感じるのだ。合掌。