モモログ4

三十日熟成カルビ

人形町 源の屋

午前5時起床。浅草は晴れ。今日は盛岡へいってくる。さて、この日は人形町に用事があり、夜はそのまま人形町で食べることした。駅近くの「人形町 源の屋」という処に入った。ここは焼肉屋というよりはホルモン焼屋と呼ぶべき処なのか、盛岡の「おかしら屋」風の店だった。

店の中はサラリーマンで一杯で、それは「サラリーマンで一杯＝五月蠅い」わけで、場所を間違えたかとさえ思った。次第にその喧騒にもなれ、家人との会話も成り立つころ、また店のシステムにも慣れた。テーブルの上には七輪とタレがセットされていて、比較的大きな店と云って良いだろうこの店の、奥の厨房には女性が2人働いている。男性3人が接客だろう、という普通とは逆の店だ。

そしてメニューを見て唸る。

安い！

早速「厚切り牛タン」と「名物」だと書いてあった「肉盛りホルモン」を頼んでみた。その盛り付けは兎も角、中々うまいじゃないか。値段と相談したら顔にそう書いてあった（笑）。気を良くして「キムチの盛合わせ」と「センマイ刺し」と「ナムルの盛合わせ」をお願いする。それに「源野屋ホルモン」と「三十日熟成カルビ」を楽しんだ。

メニューの隅に「かす入り肉うどん」と「肉吸い」があった。〆にその2つを貰った。勿論あたしは「肉吸い」である。「かす入り肉うどん」も少し食べてみたが、味は「肉吸い」なのだった。しかし「かす」だけが入ったシンプルな「肉吸い」を見ていると、大阪の「かす」もこんなもんだっけかなぁ、と記憶をフィードバックさせるが思い出せない。しかし、面白い店だ。人形町という処も侮れないのである。

人形町 源の屋
東京都中央区日本橋人形町1-4-13 重本ビル1F