ふぐ刺しふぐ刺し


ふぐ刺し

午前4時起床。浅草はくもり。一昨日、岩手建協IT委員会の方々との夕餉は「魚の旨い店 魚将」という店だった。ここは初めての店だったが、下河原さん曰く、12月になって、平日でもどこもかしこも一杯だそうで、ようやく取れたのがこの店だったそうだ。盛岡は県庁も市役所もあるし、岩手県内の主要企業に大学もある。それだけで店は一杯なのだ。

「魚将」は魚のうまい店と自ら云っているが店だ。成る程という料理が出てきて(あたしらを)楽しませてくれる。中でも「フグ刺し」は、あたしのどうしようもない頃の日々の記憶を見事に甦らせてくれたのだ。「ふぐ」を食べなくなって間違いなく10年以上は経っている。

元々「ふぐ」を食べるという風習のないところで育ったあたしにとって、「ふぐ」は飛び切りのご馳走だ。しかし10年以上「ふぐ」を食べないと、どうやって食べていいのかがわからない。「長嶋茂雄風で」と声が掛かかかるが、皿の上にはわずかしか量はないのだ。しかたなく、少ずつをテーブルで分けあって食べる。

あまり上手くはない「ふぐ刺し」の並べ方が素人ぽくて良い。そして、「あーそうだよ、もっとふぐを食べよう」と思った。浅草に帰ったら「ふぐ屋」は山ほどある。家の周りにも沢山の「ふぐ屋」はある。でも安い「ふぐ屋」でいいから、もっと「ふぐ」を食べようと思った。あたしのどうしようもない日々の記憶が甦るようにだ。

前沢牛の鍋

焼き物

魚将

魚の旨い店 魚将
岩手県盛岡市菜園2丁目4-3