ぼたん(いのしし)ぼたん(猪)


ぼたんの年

午前7時30分起床。浅草はくもり。「謹賀新年」とまずは新年の挨拶をする。年が明けた。新しい年になった。今年は年号(平成)も変わる。猪年だ。だが、おだやかに年が過ぎていくことを心から願ってやまない。あたしも年のせいか急激な変化を好まなくなった。ゆっくりゆっくりと変わっていって欲しいものだ。

そこで今年の写真だが、ズバリ「猪」にしてみた。ただ「猪」は「猪」だが「ぼたん鍋用」の「しし肉」にしたのだ。これは「ぼたん鍋をつくる」(モモログ)からの引用をもちいたが、曰く、「山鹿の小原さんから、猪肉(ししにく)を送っていただけば当然にぼたん鍋なのである」。ゆっくりゆっくりと煮えていく「ぼたんの」うまさがこの鍋にはあった。

今年もまたつくろうと思う。

猪肉から煮始める。猪肉は煮れば煮るほど柔らかくなり、脂身からうまみが出るのであって、容赦なく煮るのである。それから野菜類を加えて、火が通れば出来上がり。ぼたん鍋の野菜は根菜類が合う(というかあたしの好み)。普段なら主役級の白菜は加えていない。けれどささがき牛蒡は必需品である。《「ぼたん鍋をつくる」(モモログ)

ぼたん鍋