かきたまそばかきたまそば


混沌のかきたまそば

午前3時50分起床。浅草はくもり。この器に並々と漂うものは「かきたま」である。たまごを研いであんかけにしてある。それを蕎麦にかけるのだ。「墨田区役所 食堂」の一品であるが、この「かきたまそば」、作って出すのは手抜きではないかと思われるぐらいに簡単である。

蕎麦を茹でる。「かきたま」をかける。まあ、これだけなのだ。ただ問題はこの混沌としたたまごの渦の中にあるそんの「もやもや」である。その混沌はあたしの心の「もやもや」を写しているようだ。ただ、その「もやもや」があまりないから困っていいる、という「ももやもや」なのだが(笑)。

蕎麦と云いながらも蕎麦は見えない。この「かきたま」の奥深く隠されたまさに秘宝である。しかし、この蕎麦、食べると何時もの「墨田区役所 食堂」の味なのである。優しい味だ。ところで「かきたま」をWebで調べるとこうでてくる。なんともつまらない説明である。[お蕎麦deランチ]

汁物の一種。かき玉汁ともいう。生卵を割り、黄身と白身をいっしょによくかき混ぜておく。鍋(なべ)にだし汁を入れて沸騰した中に、ゆっくり流し入れる。刻みネギなどを加えることもある。絹かき玉というのは、だし汁に葛粉(くずこ)少々を加えてとろみをつけておき、溶き卵を急須(きゅうす)などを用いて少量ずつ鍋に流し込み、そのあと菜箸(さいばし)でかき混ぜる。これは、だし汁5カップに卵1個を用いるが、鍋の中のどこをすくっても絹糸状の細かい卵になるように仕上げる。(ことばんく:かき玉

墨田区役所 食堂
東京都墨田区吾妻橋1-23-20 墨田区役所1F