コロッケそばコロッケそば


コロッケそば

午前5時起床。浅草は晴れ。「コロッケそば」を食べようと思ったのだ。このサイトでは滅多に登場することのない「コロッケそば」だが、食べたのは上野の「元長」だった。この日は朝食のパン(糖質off )を買いに、「入谷の一本堂」に向かい、その帰りに、ちょっと上野まで出向けば道の途中で出くわしたのだ。

「元長」は名前は聞いていたが入るのは初めてである。聞く処によるとなかかなの蕎麦を出してくれるらしい。あたしは興味半分で店に入ったのだが、食券機で「コロッケそば」を買うとカウンターに座る。しかし、なぜに「コロッケそば」なのか、と聞かれそうだからここで書いて置くが、理由などないのである(笑)。

なぜか「コロッケそば」が食べたかったのだ(笑)。

しばらくして「コロッケそば」が出てきた。なるほど蕎麦は細い。それに汁は赤っぽく佇んでいた。その姿を見て、これは「文殊」じゃないのかと思った。あたしの行く「文殊浅草店」とよく似ている。汁を一口飲む。うまい、という言葉が文字になって現れる。

これはいけている。「文殊」に比べると汁の紅さは若干醤油の黒さが勝っているが、甘くない。「文殊」に劣らすの味である。

ただ全体としての量は「文殊」の方が多いのだ。そこが一番の差かなと思う。

そしてコロッケを崩して食べ始めると、なんと「コロッケ」にはっきりとした味がついていた。いや、驚いた。あたしは「コロッケそば」について何か云える程の経験は積んでいないが、今まで食べたどこの「コロッケ」よりもはっきりとした味だ。これは「コロッケ」だけでも食べられるわな、と汁まで飲み干したのだ。

コロッケそば

元長
東京都台東区東上野四丁目10-7