たこ焼きを食べる
午前5時50分起床。浅草はくもり。北千住にいたあたし達は、滅多に食べない3時の一服に、これも滅多に食べない「たこ焼き」を食べてみた。勿論、「たこ以外全部糖質」という危険物質で、全部食べる気持ちなど更々なかったけれど、まあ一つでも二つでも食べてみようかと思ったのだ。
場所は「築地銀だこ 北千住マルイ店」だ。この店は丸井のフードコートの中にある。タダでさえ賑わっているフードコートの中で、机と椅子が空くのを歩きながら待っていた。ここでは品物を買うよりも、席の確保が大変なのだ。やがて席が空き、あたし達はそこに急いで座る。
そして、たこ焼きを買ってくる。外はカリッと、中はアツアツの焼き加減がこの店のウリだが、何故か動いている「花がつお」を(あえて)「ガジェット」と呼びたくなった。それぐらい妙な動きなのだ。しかし、味は、思っていたよりもおいしいとは思わなかった。
「たこ焼き」は屋台でよくみかけるものだ。どちらかと云えば「プチ・アウトロー」の食べ物という印象が(あたしには)あるが、しかし、その「プチ・アウトロー」も本格感はない。所謂「似而非」である。そして「たこ焼き」も「似而非」であり、その「似而非」に喜びを見つける楽しみがあった。
こんかにキチンとはしていなったのに、東京では、何時の間にかチェーン店が扱う「たこ焼き」ばかりになった。
浅草にも「築地銀だこ」はあったが、何時のまにか消えてしまい、今は「京たこ」ぐらいなものだろ。個人店と云えば、ひさご通りの「タコヨシ」しか知らない。「たこ焼き」は夜に映える屋台のイメージだ。フードコートの中で食べてもうまくはない。外で熱々を頬張ってナンボのもんだろな。
築地銀だこ 北千住マルイ店
東京都足立区千住3丁目9-2