新子新子


日本人は小さくてキラキラ光っているものが好きなんだ

午前8時10分起床。浅草はくもり。「新子」を見て、懐かしい、と思ってしまうこの人はなんなのだろう。「新子」は「こはだ」の幼魚の時の名前だが、それが「こはだ」→「なかずみ」→「このしろ」となる。普段あたしらが食べている「こはだ」でさえ、云ってみれば「このしろ」の小さいモノのなのだ。

その小さいモノを、大切に扱う日本人と云うのは、他の国の方々には決して分からないものかもしれない。日本人は小さくてキラキラ光っているものが好きなんだ。これは定理である。

三軒目には何時もの「すし処 清司」に向かった。だいぶ酔いも回った頃だが、この日の最後も定番中の定番にしたのである。この定番というのは、あたしの「街的」の定義のことだ。

寿司と洋食と蕎麦は、近所のがいちばんうまい。from 「街的ということ」

やはり寿司は近所のが一番うまい。しかし、そうとは云っても「すし処 清司」は以前の家の近くだった。今では「清司」に着くまでに3.4軒の寿司屋の前を通る(距離にしたら200mぐらいだろうか)。それでも定番は定番のままなのである(実に恐ろしきは最初に食べて気にいったものなのだ)。

後は寝る為にうまいものを食うのだ(勿論「糖尿病」には最悪である)。

「新子」は「うまい」。「アナゴ」も「中トロ」も「うに」もうまい。緊張と緩和の域を超えて酔いが回り始めた。浅草に居て「お客さんと一緒に食べたいもの」を食べる喜び。しかし食べたいモノは他にもある。でも何故か最後はここに居るのだなぁ。[浅草グルメ]

お通し

たこ

アナゴ

中トロ

うに

すし処 清司
東京都台東区浅草3丁目22-12 新坂ビル1F