100%ビーフハンバーグステーキ&下町のポークジンジャー100%ビーフハンバーグステーキ&下町のポークジンジャー


100%ビーフハンバーグステーキ&下町のポークジンジャー

午前4時45分起床。浅草は台風だ。この日は日暮里にいた。珍しく一人だったのだが、ランチをとろうと駅近くの「カフェ&レストラン談話室 ニュートーキョー」に入ったのだ。しかし、この店はいつ行っても五月蠅い。広い店内が大勢の人達で一杯だった。あたしはまずはビールを貰い、メインに何を頼むのかを考えていた。

考えていた、と書くと、なにも考えていなかったようだが、実は店に入る前に、Welcomeと書かれた透明ボックスにある料理に心惹かれていたのだ。それが「100%ビーフハンバーグステーキ&下町のポークジンジャー」という料理だった。まあ、それを第一候補にしてメニューをパラパラとめくっていたわけだ。

よし、ここは「100%ビーフハンバーグステーキ&下町のポークジンジャー」にしようと、長い名前を端折り指で指して注文を入れ、あたしは4人掛けの席に一人で座る柄の悪いおやじになった。入口には後からきて入れなかった人達(殆どあたしより歳上だ)でいっぱいなり、早く食って店を出ろと暗黙の圧力をかけている。

あたしはビールをこれ以上無くゆっくりと呑み、そして「ハンバーグ」が結構うまいことに驚きながら外の景色を見ていた。そう云えば、よく目玉焼きで呑んでいた「いずみや」がうどんの店に変わってしまっていた。「つまんねーの」と一人愚痴る。そして、入口の処にいってスポーツ新聞をもってくる。

新聞を横目で読みながらビールを呑む。そして「ポークジンジャー」を食べる。すると料理にかけたソースが新聞にこびついて「あれーこれはまずいことになった」と独り言をいい、急いでお手拭きで拭いたりしている。だから余計にあたしの食事は遅くなり、まだまだ続くのである。入口のお客さんは座った人もいるけれど、益々増えてレジの周りも一杯だった。

ビール

100%ビーフハンバーグステーキ&下町のポークジンジャー

カフェ&レストラン談話室 ニュートーキョー
東京都荒川区西日暮里2-19-4 ニュートーキョービル2F