おでんおでん


三種の神器+おでんのつゆ

午前4時30分起床。浅草は雨。朝夕はめっきり涼しくなった今日この頃、「セブンイレブン」でおでんを買って帰った。そう家で「おでん」を食べようというのだ。「おでん」は「セブンイレブン」に限るのだが、あたしはなんと云っても「おでんのゆつ」が好きだ。

鰹節の味がする、勿論昆布や宗田節が使われているのだろうし、それに、ゆったりと煮込んだネタの味も混入している。あたしはこの「つゆ」が一番好きだ。バランスが良い味わい、濃すぎず薄すぎず、香りは軽やかで、なんて上品な「つゆ」だろうと思う。

その「つゆ」にあたしの「三種の神器」が入っている。「たまご」と「だいこん」と「こんにゃく」だ。この日は「豆乳入りふわふわあげ」と「煮込み牛すじ串」も一緒だが、それらはこの三つを食べるための助走にしか過ぎないのだ。まず「こんにゃく」を食べる。

あたしの体がすーっと無の状態になるようだと思ったその時、「こんにゃく」と「つゆ」のハイブリッドがやってくる。そして「大根」だ。はじめからこいつは「つゆ」をたっぷり染み込ませやってくる。そして「たまご」、実は、あたしはこれがこれが一番好きなのだ。

半分に割った時の黄身の存在の律儀さ。気をつけをしている。その黄身を半分だけ箸でとり、そしてつゆに浸して食べてみる。決して交わることの無い黄身と汁が混じるその感覚は最高だ。そして半分は何も無くなった「つゆ」に溶かして呑むのだ。そう盛岡冷麺と同じように。

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