地獄そば地獄そば


地獄そば

午前5時30分起床。浅草はくもり。この日は北千住の「きそば 柏屋」でランチをとった。この店は広い蕎麦屋であるが、何度か訪れているうちに、店のつくりが分かってくる。この日は2階にあがったのだが、2階は全部畳の席で、あたしらの両隣とも、小さな子供を連れた親子3人連れであった。

蕎麦屋で子連れというのも珍しい。子供が小さい故にギャーギャーと五月蠅いのだが、まあよい。内もそうだったのだからと思う。

それで、何を食べる、と家人が云う。今日は(家人お気にいりの)「地獄そば」を食べることにした。家人も又「地獄そば」がよいと云う。今日は二人とも「地獄そば」になった。地獄繋がりである。

やってきた「地獄そば」を見ると、「海老天」に「温泉玉子」「たけのこ」「さやえんどう」、そして「山菜」が入った、なんとも豪華な蕎麦だった。あたしは何度も(それを)家人が食べるのを見ていたが、実際に初めて食べる蕎麦だ。

この「地獄そば」を食べる家人は何時も幸せそうだったが、彼女に云わせると、何故「地獄そば」なのかは分からないと云う。だけどだ、食べ続けていると、これが普通盛りであるにも関わらず大盛じゃないのか、と思えてくる。

一向に蕎麦が、そして筍と山菜が減らない。食べても食べても減らない。

あたしは汗をかいて夢中で「地獄そば」を食べ続けた。家人が食べ終えた後も、それでもまだ半分は残っている「地獄そば」。あたしは食べ続ける。食べるのも遅くなったものだ、と思うが、まだ一向に減らない。「なんてこったい、これじゃまるで地獄だな」、と思わず云うのだ。 [お蕎麦deランチ]

地獄そば

柏屋
東京都足立区千住2丁目32