浅草地下街
午3前時起床。浅草は晴れ。お昼時だった。今日は「文殊 浅草店」で食おうと地下街に降りた。東武浅草駅の前、三角形の処に地下街の入口がある。その入口から地下街に降りるのだが、そのレトロさ(と云うか古さ、と云うか酷さ)はもう云うことがなくて、雨の日は必ずこの階段を、あしもとの悪さを我慢しながら降りている。
この日は天気は良かったが、あしもとの悪さは何時もの通りで、その階段を降りれば、そこに「文殊」はある。この日も「文殊 浅草店」は営業していたが、だが、だれも人がいなかった。だれも人がいない「文殊浅草店」を初めて目にした。なんてことだと思った。いくら緊急事態宣言だからと云ってこれはないわな、と思う。
浅草はテイクアウト天国だ
浅草は(今は)テイクアウト天国だ。あたしを寄せ付けない程有名な店から、普通に使う店、さらには名も知らない店まで、あらゆる店がテイクアウトをしているのが今の浅草である。テイクアウト自体は悪い事ではない。なにしろテイクアウトしか、この窮地を脱する方法を思い浮かばないのだ。
クールファイブのコーラスのように
そんなあたしもテイクアウトには慣れてしまった。でも、時々は店で食べたい(そんなことを考えてはいけないのかもしれないが)。こうして365日、お昼になれば腹は空く。腹が空いたらなにかを食べたい。今は「立ち喰い蕎麦屋」が無性に恋しい。「ゆで太郎」のように「覚悟」は最初からいらないのだ。
そんな「文殊 浅草店」で「イカ天そば」を食券機で買う。そして店員さん一人だけの厨房に向かい「そばで」と云った。一人だけの「立ち喰い蕎麦屋」である。まあ、あたしがいたのは10分程度だから「だれもいない状態」が続く訳でもないだろうが、はやく「クールファイブ」のコーラスのように、並んで皆で食べたいものなのだ。[浅草グルメ] [お蕎麦deランチ]
文殊浅草店
東京都台東区浅草一丁目1-12 浅草地下街