うにごはんうにごはん


重茂産焼うに

午前3時30分起床。浅草はくもり。向井田さんから「重茂の焼うに」が届いた。夏の贈与である。ウチでは家人が「うにごはん」にしてくれるのはいつもの通りなのだが、今回はなぜか「焼きうに」を一つしか使わないという。まあ、一個で十分なのだが、何故一つしか使わないのかといえば、この「重茂産焼うに」の値段を云ったからだろうか。

「え、本当に?」とは家人の声。この小さな貝殻に収まった「焼きうに」にそんな値段がついているとは思いもよらなかったらしい(笑)。まあ、家人は海からは離れた処で育ったのだから無理もないが、だからこの日は二合のご飯を炊いたのだ。それに「焼きうに」は1パッケージなのだ。

おかわり

だけれども「焼きうに」一つでも十分なのだ。「一つでも十分じゃねぇか」とはあたしの心の声だった(無論、云えるわけがない)。しかし、この素晴らしいパトリを前にして、今年は二合の飯を炊く、という米の量の少なさは、息子がご飯の量を抑えていているからなのだが、そうなると逆に二合の量がやたらと多いことに気が付く。

だからあたしは二杯も食べたのだった(反則だ)。色々とおかわりをしたいものはあるが、実際におかわりをするのはこの「うにごはん」しかないな、とおかわりをもらう。それに答えてくれる家人のいい加減さにはもう慣れた。しかし、それぐらいにうまいのだ。年に二度の定番となった「うにごはん」、この定番を待つ楽しさを誰が知ろう。

うにごはん

重茂の焼きうに