新しい日本型資本主義 
ニラそば
都民の Go To トラベル
午前4時40分起床。宇都宮は晴れ。あたしらは今年初めて都外に旅行に出てみた。まあ、「 Go To トラベル」を使っての小旅行だが、昨日浅草を出た東武鉄道の特急は満員だった。こんなことがあるのだな、と思うと同時に、あたしは多くの人が「Go To トラベル」を使っているのだな、と感じていた。
それは当たり前の事だろう。今まで我慢してきたあたしら庶民が、なにかコロナに慣らされてきていている、ということは十分理解していた。不要不急の外出をしてはいけない事も理解していた。それが「Go To トラベル」で東京都民も外に出て良いことになった。あたしは直ぐにホテルに予約をいれた。だれも行かないであろう宇都宮にである。
同じ気持ちの人達が、満員の「特急きぬ」という結果だった。あーと思った。後悔先に立たず、とは正にこの事だろう。コロナ患者が増えてしまっているこの時期に栃木県へ行こうとしている。絶対に家にいた方がいいのにあたしらは出かけてきてしまった。万全（？）の除菌対策だけを頼りにだ。
みっちゃんそばのニラそば
あたしらは新鹿沼駅で降りた。降りたのは4人だけという少なさだった。11時24分着。そして「ニラそば」を食べに駅の近くの「みっちゃんそば」へ行ったのだ。「ニラそば」は2005年の10月に鹿沼市を訪れた際、（粟野町深程の「宮入そば」で食べたものである。あたしはその野生味ある味に惚れ込んでいたのいだ。
その「みっちゃんそば」が思いのほか駅から近くてビックリしたのだが、まだ開店間際で行列こそ無かった。ただし、あたしらに続く人達で席はほぼ満杯という繁盛具合である。あたしらは靴をぬいで座敷席だ。メニューを見ると「ニラそば」が奢られたBセットが目に付いた。色々と考えている暇はない。
一人とも「Bセット」を頼むと「少し寒いな」と話していた。感染対策で窓が開けっぱなしであり、そこに簾が掛けてあった。やがて「鹿沼こんにゃくのみそおでん」が出てきた。それをかぶりつく。あーうまいのだ。東京のように綺麗に角は立たない「こんにゃく」である。そ不格好な「こんにゃく」に甘い味噌が塗られている。
そして「みそおでん」を食べ終わる頃「Bセット」の登場だ。このセットメニューは東京なら正にお買い得と云えるものだ。「ニラそば」は勿論、「野菜天ぷら」それに「そば餅」までついてくる。「ニラそば」のニラを食べる食感が楽しいし、正に思ったとおりのうまさだ。「野菜天ぷら」は量も豊富だった。あーうまかったな、と会計を済ませて外にでると、（たぶん）地元の人達だろう、行列を作っていたのだ。
みっちゃんそば
栃木県鹿沼市鳥居跡町1416-11
