香蘭の焼餃子とねぎ塩餃子香蘭の焼餃子とねぎ塩餃子


餃子は簡単には食べられない

午前3時10分起床。浅草は晴れ。宇都宮に行った目的は簡単で、ただなんとなく、である。近場で温泉など嫌いなあたしが、「Go To トラベル」は有るし、一泊だけして、それもお得に行けるから、との理由で行ったに過ぎない。だから、ついでにこのB級グルメに満ちあふれた街で、その代表とも云える「餃子」を食べよう、と思ったのはついでのことだ。

しかし、宇都宮では、かつて「餃天堂」「青源 パセオ店」そして「宇都宮みんみん ホテルアール・メッツ店」を訪れていた。宇都宮に来ると餃子を食べようとなるのは仕方がない。それで、今回は「東武宇都宮駅」の近くに宿をとってみたのだ。「新鹿沼駅」から1時間、漸く「東武宇都宮駅」に着く。

あたしらはホテルにチェックインし、そして午後3時にホテルの直ぐそばにある「香蘭」へと向かった。晩飯前におやつで食べようという魂胆である。人が並んでいたので後に並ぼう、と思ったら、店の人が居て、この行列は一応終わりの列だと教えてくれた。終わりの行列?。あたしは直ぐには理解できなかったが、その後の営業は何時から始められるかわからない、との答え。

宇都宮餃子会 来らっせ 本店の共同体性

えっ!それじゃ「餃子」が食えないじゃないか、と不安になる。混んでいるのだ。この日は「香蘭」の他に「悟空」に行くつもりだったのだが、なんともな自体に急遽行き先を変えたのだ。そう、ドンキホーテの地下にある「宇都宮餃子会 来らっせ 本店」へである。「宇都宮餃子会」が運営する「来らっせ 本店」には「常設店舗」「日替わり店舗」の2つがある。

「常設店舗」には「宇都宮みんみん」「めんめん」「香蘭」「龍門」「さつき」の5つ入っているが、訪れた時には「常設店舗」で待ち時間は60分だった。この団地のよう処でさえ60分である。一体どうなっているんだ、と独りごちる。当初、あたしは「おやつ」としてサクッと2店を回るつもりだったのだが、その代替えとして選んだ「来らっせ 本店」でも60分の待ち時間なのだ。

ちょっとあきれたが、ここは仕方がない、と60分待つことにしたわけだ。そして漸くあたしらの番になった。あたしの行きたかった「香蘭」があったので一番先に「焼餃子」と「ねぎ塩餃子」をお願いしてみた。「18番」と自分の席の番号を云って各店で注文する方式である。しばらく待つようなので「めんめん」の「羽根付餃子」も頼んでみたが、やってきた「餃子」は成る程うまい。

それで「龍門」「さつき」、それに「宇都宮みんみん」を頼んでみた。そしたらそれぞれに違った味がする(当たり前だ)。非常に安い値段で5店舗分を食べられるのだ。あーあたしゃこの「来らっせ」を甘く見ていた。あたしは当初、この団地のような店を否定していたのである。どうせ宇都宮餃子の店の寄せ集めだろうと。

しかし、この店舗が存在することは凄いことかもしれない、と思ってしまうあたしがいた。そうこれは紛れもない「共同体」である。あたしは個人経営の店が独自に存在すること尊ぶあまり「共同体」のことを忘れていたのだ。あーなんてことだと思う、そして最後に「お土産コーナー」で「香蘭」と「悟空」の餃子を家に送ったのだ。

羽根付餃子

さつき餃子

龍門焼き餃子

焼餃子

宇都宮餃子会 来らっせ 本店
栃木県宇都宮市馬場通り2丁目3-12
MEGAドン・キホーテ ラパーク宇都宮店 地下1階