ホットケーキと氷糖蜜ホットケーキと氷糖蜜


喫茶ニットが開いていた

午前3時起床。浅草はくもり。「後発白内障」の術後の検査の為に錦糸町の「墨東病院」まで行ったのだ。それはそれでご苦労なことなのだが、道の途中にある「喫茶ニット」を見れば、あら、やっているじゃありませんか、なのである。前回行ったのは1ヵ月ほど前の事だったが、その時は「喫茶ニット」は閉まっていたのだ。

まあ、街の喫茶店は、今であれば休んだ方が良いのかもしれない、とその時には書いた。なぜなら一日あたり6万円のコロナ協力金は大きいのだと。しかし「ニット」のような人気がある店はどうかとは思うのだが、とも書いたのだが、その「ニット」が開いていたのだ。

あたしの気の回しすぎだったのかもしれないな、と治療が終わって「喫茶ニット」に寄ってみる。若い男性が迎えてくれたが、おー彼がこの店のオーナーのお孫さんなのかと思う。何時もの席(何時もと云うほど来ているわけではないが)に座ろうとしていたら、家人がちょっと、とあたしを止めた。

なんだ?、とあたし。理由を聞けば、その奥ではTVの撮影が入っていたのだ。あーと思い(気がつかなかったのだ)、窓際の席に移った。この撮影は、日テレ系10日の午後6時頃から放映されるはずだ、とママが後で教えてくれた。客はお昼も近いこともあり、次々に訪れる。いや、流行っている喫茶店はいいものだ。

ホットケーキと氷糖蜜

あたしはコーヒーを、家人はコーヒーと「ホットケーキ」を頼んだ。注文すると「20分程待ちますが」と云われてしまうが、家人は当然とばかりに了解をした。コーヒーは先にもらう。コーヒーが運ばれてきて、取り分け用の小皿が置かれた。取り分け用の小皿?あたしは不思議に思ったが、やがて「ホットケーキ」が届いて納得せざるを得なかったのだ。

この「ホットケーキ」はやたらと厚いのである。2㎝ぐらいあるだろうか?それが2枚もある。成る程、これを一人で食べるのはさぞかし大変だろう、と家人に云うと、あたしは3枚でもいけるわよ、なのだと(笑)。この厚い1枚の4分の1をあたしはもらったが、成る程、おいしいのだ。

何と云うのか、決して新しいタイプの「ホットケーキ」ではない。ただ、1枚1枚が丁寧に焼かれていて、ふんわりと甘い香りのする、外はカリッと中身はふわふわでもっちりなのである。その表面にバターを塗り、そして透明なシロップのようなものをかけて食べる。その透明なものを珍しそうに見ていた。

そしたら、ママが「氷糖蜜」というのよ、と教えてくれた。あたしは「ガムシロップ」かと思っていたのだよ、とは云いたくても云えなかった。ガムシロップとは違うのよ、と念を押されてしまったのだよ(笑)。しかし、「喫茶ニット」は元気よく出発していた。流石は、また来なくては、と錦糸町でははじめて思った店なのだった。

ホットケーキ

氷糖蜜

喫茶ニット
東京都墨田区江東橋4丁目26-12