近江屋洋菓子店の包装紙近江屋洋菓子店の包装紙


ほぼ日手帳

午前5時起床。浅草はくもり。来年も「ほぼ日手帳」を使うことに何の疑問も無かった。来年は「松本大洋」さんの「 ねこと神田」にしようと早速ポチった。「松本大洋」さんの「ねこと神田」は既にあたしの許に届いていたが、まあ、ここまではなんの問題もなく過ぎたのだ(「松本大洋」さんのカバーについては後で書く)。

しかし、HPの画面の「ねこと神田」の左横にある「近江屋洋菓子店」の「おやつしませせんか?」が妙に気に掛かっていた。この作品は既製の「近江屋洋菓子店」の包装紙その物だと云う。この何ともいえない不思議な雰囲気の絵が包装紙だなんて、あたしは唖然としたのだ。

ある日「東京ソラマチロフト」に行った。「ほぼ日手帳」のブースがあったので、その「近江屋洋菓子店」の「おやつしませせんか?」の現物を初めて見たのだ。なんて素敵なデザインなんだろう。あたしは63歳、決してこの手の手帳カバーが似合うとは思えなかったが(笑)。

近江屋洋菓子店

そして休みの日、神田淡路町の「近江屋洋菓子店」へ行ったのである。名目上は、おいしい「アップルパイ」を買いに行こう、と家人を誘ってである。TXを秋葉原で降りて歩いて行った。この街の直ぐ隣は神田なのである。「近江屋洋菓子店」の場所は「神田志之多寿司」の隣と云えばよいだろうか。

その間口の大きさに少しビビりながらお客さんと列にならんだのだ。家人はアイスクリームのケースが気になるようで見に出掛けていた。この日は「アップルパイ」と「パンプキンパイ」と「モンブラン」を購入してみた。それにソフトクリームも1個欲しいと家人が持ってきた(これらのケーキにについても持ちほど書こう)(笑)。

近江屋洋菓子店の包装紙

これを買って持ち帰る、勿論、あたしの本当の狙いであるあの「包装紙」に包んでだ。あたしはケーキの類を箱に入れ、そしてこの「包装紙」で包むのを見て震えがきてしまったのだ(笑)。それはまるっきし「おやつにしませせんか?」と同じなのである。

そして家人は買ってきたものを食べた。おいしいわよ、と家人は云う。そしてあたしもホンの少しだけもらって食べる。成る程、これが「近江屋洋菓子店」か、と納得するが、それよりも今回の本当の目的である「近江屋洋菓子店:の「包装紙」が目の前ある。なんとなくうれしかった。

これをづっととっておくつもりである。そして神田淡路町に行けば、あたしは「近江屋洋菓子店」で買い物をし、また包装紙とっておくのだろう。この絵は決して上手ではない。でもある種の「アールブリュット」を見ているような、気持ちを無にして眺められる不思議な絵なのである。

近江屋洋菓子店の包装紙

近江屋洋菓子店おやつしませせんか?

神田 近江屋洋菓子店
東京都千代田区神田淡路町2−4