ナポリタンナポリタン


赤い炭水化物の化身

午前5時30分起床。浅草はくもり。この日の朝は「ロッジ赤石」でモーニングだった。改めて書くが、「ロッジ赤石」はウチの近所の喫茶店である。浅草三丁目付近では食事のうまい喫茶店として知られている店で、常連さんがカウンターに宿るような、TVゲームのテーブルがあるような、気取らない「街的」な店であり、居心地はすこぶるよいのである。

そんな「ロッジ赤石」でモーニングにしようというのだが、なぜか「食べてはいけないもの」が妙に食べたい日だった。この「食べてはいけないもの」の一つが「ナポリタン」なのだ。最近、妙に「ナポリタン」が食べたくてしょうがない。ただ「ナポリタン」を形成する殆どのものが炭水化物と云ってもよいのである。

赤く染まった炭水化物である(笑)。糖尿病の人がおいそれと食える物じゃないのは当然である。この赤い炭水化物「ナポリタン」と黒く染まった炭水化物である「ソース焼きそば」こそ、禁断の赤と黒の炭水化物の2大巨頭と云ってもよく、だけどもはっきり云ってこれが大好きときているからどうしようもないのである。

ナポリタン

この日はあたしは「オムレツ」をたのみ、家人が「ナポリタン」をたのんでくれたのでお互いにシェアしながら食べようと決める。「ナポリタン」も、由緒正しい喫茶店メニューであるが洋食屋のメニューでもある。赤く絶妙なソース(というのか)、を見ているだけで思わず浅草に住んでよかったなと思うのだ。

これは「スパゲッティ」の中で一番うまい(とあたしは思う)が、はたしてこれが「スパゲッティ」なのか、というと、なんだか非常に怪しいのも確かだ。「ナポリタン」は日本で生まれた洋食である、だから味に関して云えば「スパゲッティ」とはちょっと違うな、と(あたしは)思っている。

あたしは「トースト」を半分家人にあた。「ナポリタン」をホークに巻き付けそれをほんのりと甘いパンに載せて食べた。あーと思わず声がでる。この腰のないふにゃふにゃの太いパスタは1日冷蔵庫の中で寝たいたものだろう。久しぶりに食べる「ナポリタン」はお世辞抜きにうまいのだが、身体にはことのほか悪いことは決してわすれない(でおこう(笑))。[浅草でランチ]

ナポリタン

オムレツ

オムレツ

ロッジ赤石
東京都台東区浅草三丁目8-4