居酒屋浩司で呑む居酒屋浩司で呑む


居酒屋浩司

午前3時40分起床。浅草は晴れ。此の処よく「居酒屋浩司」へ行くのだが、まあ、行くと云っても週一程度のことだが。そして、それも夜ではなく、あくまでも昼間にである。夜に呑むと如何しても1時間後には寝ているという塩梅。いや年を取ったなぁと思うが、年を取ったと感じるのはそれだけではないようだ。

上の写真を見て欲しい。これはあたしの(ここの処の)メニューの全てなのだよ(笑)。「白ホッピー」に「牛筋煮込」だ。これ以上の物は食えないし、呑めない。まあ、無理をすればもっと呑めるし食えることも確かだろうが、この程度で終わるのが丁度いいと思いはじめた。

思う事はいろいろあるが

昔の、あのはちゃめちゃだけどもでも、酔わない(わけはないのだが(笑))あたしは何処に行ったのだ、と思うがまあ良いのである。店の端っこに座って呑んで居る。勿論一人でである。そして呑むスピードもまた遅い。あーこんなことでいいのか、なんて思わない。

さらには、隣の人が何を呑むのかが妙に気にかかる。この日は二人の親爺が座ったのだが、酒はホッピーの白、まあこれはあたしと同じだ。だけど頼んだ酒肴が違う。「冷しトマト」と「エシャレット」なのだよ。なに、「エシャレット」? 思わずあたしは笑ったのだ(笑)。

やっぱり牛筋煮込

ここを何処だと思っているんだ、「居酒屋浩司」だそ、と20年近く通った店に愛着を込めて思った。「居酒屋浩司」に来たならば「牛筋煮込」だよ、と豆腐の合間から牛筋をつまんだ。しかしだ、よく考えてみれば、若い頃のあたしは「牛筋煮込」を食わなかったのだわ(笑)。

理由は「不味い」と思っていたからに外ならず、しかし。その「牛筋煮込」をここの処毎回食べている。それは「うまい」からに外ならない。「不味い」が「うまい」に反転してしまったのだ。真に「キアムス」である。それじゃその「トリックスター」はなんだったのだろう、と考えた。

ここの旨さは、対比故の「うまさ」ではないのか、と思った。あたしは色々な処で「牛筋煮込」を食べた。それなりの味がするおいしさだったが、ここ「居酒屋浩司」の「牛筋煮込」を1年振りで食べた途端に、成る程これはおいしいではないか、と思ったのだ。20年通ってやっと「居酒屋浩司」の「牛筋煮込」をうまいと知ったのだよ(笑)。[浅草グルメ]

居酒屋浩司で呑む

牛筋煮込

牛筋煮込

居酒屋浩司 浅草店
東京都台東区浅草二丁目3-19