えび天と桜えび天と得盛りえび天と桜えび天と得盛り


吾妻橋と浅草

午前5時10分起床。浅草は晴れ。久しぶりに近くの「ねぎどん」に行けたのだ。この台東区屈指の路麺店に、滅多に行けなくなったのは、あたしの活動の諸点が墨田区吾妻橋にあることだ。吾妻橋と浅草の間には隅田川がある。行き来は橋一本を渡るだけだ。それはもの凄く近い処にある。だけど感覚的にはまるで違うのだ。

「川向」という言葉があるがそんな感じがしている。真に「黒の舟歌」なのだ(笑)。それは錦糸町からバスに乗って浅草の自宅に帰る時にも感じるものだが、吾妻橋を渡った途端、あー浅草に帰ってきたなと思う。右手に東武鉄道の駅舎(松屋のビル)を見、正面に神谷バーを見る。このレトロな感覚、そしてこれらの建物の奥に広がる浅草寺パースペクティブ。

しょうもない比較をしたけれど、墨田区の鐘ヶ淵界隈の懐に深さは今でも大好きだ。今はやたらマンジョンばかりが目立つ浅草だけれども、何故か気持ちがホッとするのである。あたしの住んでいる浅草四丁目、その千束通りに立っただけでも、近くにある吉原と寂れかけた千束通り商店街に何時も痺れているのだ。

海老天と桜海老天と得盛りと

さて「ねぎどん」で「えび天」と「桜えび天」と「得盛り」だ。それはあたしの好きなものを選んだだけだったが、出来あがった蕎麦を見て、あー見事に「えび」重なりだと気がついたのだ。なんとことだと思ったが、自販機の前で食券を購入する時には全く気がついて無かったのだ。「えび」はご馳走なのだ。

そう、これは儲けものかもしれなかった。「えび」と「桜えび」だ。大と小(笑)。「えび」はご馳走なのである(笑)。「えび」が二種類も食えるなんて、なんて今日は日が良いのだと思うことにしたのだ(むりやえりだ(笑))。「えび天」と「桜えび天」の二つが揚がる。それは直ぐには出さないで暫く油を切りそして休ませる。

蕎麦をゆでる方(配膳も担当している)の蕎麦も出来上がる。蕎麦は「得盛り」だ。ここの「得盛り」特段量が多いとは思わないようにしているがでも量は多い(笑)。やっぱりここは「ねぎどん」なのである。と長年の年季だろうが、「天ぷら」と蕎麦とが見事に呼吸が合ってお膳の上に乗ってカウンター越しに手渡されるのだ。

いや、千束の片隅で食べているとは思えない「天ぷらそば」が出来上がる。浅草のとか、下町のとかの、形容詞が許されないような「天ぷらそば」であるが、これも浅草のモノには違いがない。いや、久々の「ねぎどん」だ、久々の「ご馳走」だ思い食らいついたのであった。[[浅草グルメ]  [お蕎麦deランチ]

えび天と桜えび天

得盛り

えび天と桜えび天と得盛り

えび天と桜えび天

ねぎどん
東京都台東区千束一丁目17-9