ゲソのかきあげそば(温)ゲソのかきあげそば(温)


ゲソのかきあげそば(温)

午前4時30分起床。浅草は雨。この日は「ゆで太郎本所吾妻橋店」に出掛けたのだ。寒い日で、入口の幟旗には旨そうな「ゲソ」の文字が写真と共にはためいていた。あー「ゲソ天」だ、とあたしは「一由そば」の「ジャンボゲソ天」を思い出していた。まあ、あそこまでは「ゲソ」の力は及ばないだろうが。

早速、この「ゲソのかきあげげそば」を探したが、自販機を隈無く見るが無いのである。あー、有る訳は無いな、と気がついた。「季節のかきあげ」のメニューなのだ。そこで「季節のかきあげそば」を買って、カウンターのお兄さんに「温かい蕎麦で」と云って渡した。まあ、ここまでは良くある風景だ。

やがて呼ばれて、カウンターでこの「ゲソのかきあげそば」を受け取る。「かきあげ」と「かけそば」は別々になっていて、見た目は実に旨そうなのだ。ただし、容器が逆三角形のへんな形に変わった「かけそば」の方は、もう少し汁があっても良いのにと思った。まあ、食えることは食えるのだが。

ひっくり返す

まずは、この「ゲソのかきあげ」をひっくり返してやる。そうすると「ゲソ天」が見える。まあまあの数の「ゲソ」が見える。しかし、どうせなら単純に「ゲソ天」にしてくれないかな、と云う。さらに云うなら、「ゆで太郎」の悪い処は、このひくり返す行為をしないと、何の「かきあげ」なのが分からないのである(笑)。

そうしてひくり返した「かきあげ」を見て、「これは合わないかもな」と独りごちる。そして「ゲソのかきあげ」を蕎麦にいれて実食なのだ。合わないと思ったのは、蕎麦の汁の少なさ故なのだ。折角の「ゲソのかきあげ」を受け止めるのは蕎麦ではなく汁なのである(笑)。

ゆで太郎の温かいそばはまずい

その汁が「ゲソのかきあげ」を受け止めるには量が少な過ぎた。そしてもう一つ、「ゆで太郎」が以前ほど旨いとは思えなくなっているところがある。それは温かい蕎麦を食べたときに顕著で、以前から蕎麦が熱に負けていると思っていた。それがますます酷くなってきている(ように思う)。

その原因は、麺の茹で過ぎにあるのではないだろうか。冷たく〆る「もり」なら、丁度いい蕎麦の具合が、温かい蕎麦になると茹で過ぎだと感じる。その原因の一つは細すぎる蕎麦にあるような気がするのだ。これを今更改善しろ、と云っても、「ゆで太郎」のようなチェーン店では無理だろう。うーん、寒い日の温かい蕎麦は。「ゆで太郎」では無理なのか、となんとも悩ましい問題を抱えてしまたのだ。[お蕎麦deランチ]

ゲソのかきあげそば(温)

もりそば

ゲソのかきあげ

のぼり

ゆで太郎本所吾妻橋店
東京都墨田区吾妻橋3丁目7-4