鶏肉豆腐鶏肉豆腐


鶏肉

午前5時起床。浅草は晴れ。「肉豆腐」というのは食べたことがあると思うが、「鶏肉豆腐」と云うのは始めた見たのだ。そう「墨田区役所 食堂」でのことだった。何を食べようか、と悩むのは何時ものことだが、この「鶏肉豆腐」を見た途端、悪い思い出が横切ったのだ。それは6年程前の事だった。

当時、あたしは今のように昼食を外食するとうことは少なく、もっぱら高校性だった息子と同じような弁当を作ってもらっていたのだ。勿論ごはんはないので、うまくもないそれを食べていた、息子がボディビルにのめり混み始めると、弁当の中身ももっぱら鶏の胸肉になていた。あまり味はしない。

それは糖尿病にはよいものだったので、その鶏の胸肉を1年近く食べ続けたのだ。そしたら、ある日どうしても鶏肉が食べられなくなってしまった。当時は脳梗塞のリハビリも思った以上にうまく行き、糖尿病のコントロールも順調だった。それが。何かを食べられなくなる自分というものを、自分ではとても信じられなかったのである。

鶏肉豆腐

あーこいつはまずそうだ、それがこの「鶏肉豆腐」を見た時の第一印象である。しかし、この日はなぜかこの「鶏肉豆腐」を頼んでみたのだ(笑)。豆腐がうまそうに見えた、と云うのがその理由だが、あたしは食券を自販機で購入すると、何時もの様にご飯を三分の一にしてもらう。

そしたらご飯は「五穀米」だった。「五穀米」でもご飯は殆ど食べないのだが、取り敢えず「鶏肉豆腐」を食べてみる。この「鶏肉豆腐」は茶色の色に染まっているが、緑色のサヤエンドウが綺麗だ。そして「鶏だんご」がついている。まずは「鶏だんご」を食べる。うまいのだよ(笑)、意外と食えるのだ。

そして鶏肉を食べてみる。その鶏肉はもちろん胸肉だった。ただパサパサしてるのか、というとそうでもない。食べればこれもうまいのだよ(笑)。それに豆腐もだ。いや、意外過ぎてあたしは一人でにやついてしまったのだよ。それから小鉢についてきた「おから」がいい。こうして食べているものが、ますます歳を感じるものになるのだった(笑)。[浅草グルメ]

鶏肉豆腐

墨田区役所 食堂
東京都墨田区吾妻橋1丁目23-20 墨田区役所1F