午前6時40分起床。浅草はくもり。アメ横の二木の菓子ビック館で赤ハムを調達してしまった。
赤ハムは以前から二木の菓子で売られていることは知っていたが、その大きさに暫く購入を躊躇させられていたものだ。
なにしろ1本2キロもある。
ちなみに1本1260円。
最近、強烈なパトリ性をもったハムカツに魅せられている私としては、これを買うのは定めのような気がしてしまっていて(それも脅迫概念のようにだよ)、先月からこれで2本目の購入なのである。
これはプリマハム鹿児島工場製で、分類的にはチョップドハムと云うらしい。チョップドハムとは、ハム・ソーセージQ&Aによれば、
昭和20年代に、畜肉(当時はマトンや馬肉)をつなぎでくっつけたハムとソーセージの中間的な製品・プレスハムが誕生しました。(日本のプレスハムは欧米のPressed hamとは別の我が国独特の製品です)
その後、プレスハムの規格より肉塊が小さく、つなぎの割合が多い商品がでて来るようになり、これをチョップドハムと称するようになりました。(欧米にもチョップドハムという名前のハムがありますが日本のものとは別のものです)
とのこと。
つまりこれは、つなぎの多いハム(のようなもの)なのだろうが、確かに裏面のラベルを見れば、一番最初に出てくるのはなんと馬肉であり、それをでん粉でつないでいて、でん粉(たぶんジャガイモ)の割合は13%もある。
その他含まれているものをみると、この食の豊かな今の時代に、わざわざ好き好んで食べる理由もなくなってしまうだろう。でも私は食べるのである。
昨晩は、麻婆豆腐に添えた中華風マロニーサラダに早速使ってみた。
この行為は、失ってしまった「三丁目の夕日」的な懐かしいものへの望郷の念であったり、懐古趣味がかったものであることは否定しない。つまり年寄りが、戻り来ぬ昔を懐かしんでいるようなものだ。
でもどこかで、こういう感覚を自分の中に保っていないと、団塊の世代でもなく、新人類でもない、中途半端な私の世代というのは、このフラット化する時代でやっていけないところがあるわけで、つまりどこかで足場を確認しながら生きている。
060927追記:ようやくハムカツになった。\(^o^)/
二木の菓子ビック館
台東区上野4-6-1
03-3833-4051
[上野・アメ横・御徒町グルメマップ]