午前6時50分起床。浅草は晴れ。

今朝は「とても私的なSEOの楽しみ」根多からはじめよう。(私の場合)SEOのはなしのときは、他に根多が無いか、忙しくて他のことを書けないか、のどっちかなのだが、今朝は後者なのである。

しかし、朝に何か書くというのは、長年の習慣となっているので、なにか書かないと脳みそに点火しないわけでね、まあ、立派な「ブログ依存症」なのだろう、と思う。(笑)

さて、昨日のログをみると、しびれる検索キーワードがふたつあった。ひとつはこれだ。

銭湯すたれば人情すたる
( 銭湯すたれば人情すたる:合計) (1)
銭湯すたれば人情すたる (1)
ももち ど ぶろぐ|銭湯哲学(浅草曙湯) - Google 検索結果:1
サイトのページが検索された回数をキーワード単位で集計表示しています。キーワードは「先頭単語」別にまとめて表示しています。検索エンジンのアイコンをクリックすると検索結果ページが表示されます。(track wordより)

銭湯すたれば人情すたる」で検索する人はカッコいいと思う。だれが何と云おうとも私はそう思う。これはアジールの人じゃないと思いつかないフレーズのはずなのだ。

このフレーズは、当サイトはでは「銭湯哲学(浅草曙湯)」―― 一部文字化け中、原因はだいたいわかっているのだけれども、対応策に窮している――にある。

そこでは銭湯映画である『水の女』の中で、松島一夫が渋く唸る「浪曲銭湯道頓堀」の一節として登場しているのだが、まさかこのフレーズでくるとは……とにかく渋い!

そしてもうひとつ。これはカルト級だ。なにしろ Yahoo 検索結果での検索結果は1件なのだ。

ニッケル
( ニッケル:合計) (1)
ニッケル アンド ダイムド p290 (1)
ももち ど ぶろぐ|ニッケル・アンド・ダイムド - Yahoo 検索結果:1


これはキーワードの「ニッケル」ではなく、フレーズの「ニッケル アンド ダイムド p290」の「p290」に注目しなくてはならない。「ニッケル アンド ダイムド」はバーバラ・エーレンライクの本の題名なので、「ニッケル アンド ダイムド」での検索ヒットは今までもたくさんあった。

しかしだ、なぜ「p290」なのだろう。たしかに、私は「p290」から引用をしているが、そこになにかあったのだろうか、と朝から私は「ニッケル アンド ダイムド」を探しているのだが、まだみつからない。(笑)

私たちが持つべき正しい感情は、恥だ。今では私たち自身が、ほかの人の低賃金労働に「依存している」ことを、恥じる心を持つべきなのだ。(『ニッケル・アンド・ダイムド』:p290)

ということで、こうして朝から、匿名の〈他者〉のココロを思うのは、脳みそ点火には、丁度よいのである。