桃知商店よりのお知らせ

へぎそば。(長岡小嶋屋:新潟県長岡市)

へぎそば

へぎそば今年うどん星人二号さんからへぎそばを頂いた。長岡小嶋屋のものである。ありがとうございます。

へぎそばについては今更説明は不要だろうが、へぎそばは、別名「越の海藻挽(くさび)きそば」であり、海藻だけをつなぎにした、越後のパトリである。

のどごしは滑らかで、コシが強つよく、独特の旨みがある。私的には、江戸のそばよりも好きだったりするのだから、このいただきものはうれしいのである。


山菜山菜

そしてありがたいことに、山菜も同梱されていたのである。それは、ふきのとう、たらのめ、こごみであって、春の自然の恵みである。

当然天ぷらにして、へぎそばと一緒に食べてくれ、といっているわけで、届いた早々、今晩の夕餉にいただいたのである。

へぎそばと天ぷら へぎそば

へぎそばの由来と盛り方

hegi-new.jpg新潟でへぎそばを食べると、麺を重ねないで盛る。うちでは大きな容器がなかったので重ねてしまったのだが、ほんとうは右の写真のように一口づつ並べた方が、最後までおいしい。(画像は長岡小嶋屋のHPより拝借)。

越後地方では、剥ぎ板で作った器のことを「へぎ」と呼ぶわけで、その四角い器に、食べやすいように一口ずつ丸めて並べたそばが「へぎそば」の名前の由来らしいのだが、なぜ四角い箱に一口ずつ丸めて並べるのかと言えば、その方が最後まで、そばがうまいからだと(私は)思う。

Comments [4]

No.1

私は、新橋のちゃんこ「両国」というところで、はじめてへぎそばを食べました。 のど越しが良かったです。

No.2

ももちさん、

美味しく食べていただけたようで、良かったです。

山菜、タラの芽ありましたね。
この時期でこの芽の具合というと、もうかなり山の奥深いところのものかと思います。

「へぎ」という容器の由来は、「へぎる」という言葉からのようです。
木の周りをへぎって、薄い板状の材をとり、それでつくったのが「へぎ」だとか。
でも「へぐ」(「剥ぐ」の方言)がよく使われているのは、新潟ではなくて、
高松や広島、山口方面のようで、なんとも不思議です。
それらが日本海側をとおって、富山、金沢から新潟へ入ったのでしょうか。

一口ずつまるめて盛られている理由、食べやすさからでしょうけど、私は
沢山の人数分をいっぺんに盛ると、人によって食べる早さもちがって、遅い人は少ししか食べられないので、ちゃんとどの位づつあるか把握できるようにするためだったり?などと思っています。
食いしん坊な発想です。(笑)

No.3

>アトムさん

北海道から戻りました。
へぎそばは東京でもみかけますよね。私は御徒町界隈をうろついていて、よくへぎそばの看板をみかけます。一度食べてみたいと思うのですが、思うだけでなかなか実行に移れないのですが。(笑)

No.4

>うどん星人二合さん

御礼が遅れて申し訳ございません。
いつもありがとうございます。m(__)m
そばはもちろんですが、山菜もうまいですねぇ。年をとったせいかもしれませんが、ふきのとうの苦味なんかなんともいえないですね。たらのめの天ぷらもたまりません。
こごみは、本当に暫くぶりで食べたのですが、こんなにくせのないものだとは思いませんでした。
本当においしくいただきました。
ごちそうさまです。

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