午前0時を少し過ぎた頃、江弘毅から電話があった。何事かと思えば、『小林秀雄賞に内田樹さん「私家版・ユダヤ文化論」』ということなのである。
第6回小林秀雄賞(新潮文芸振興会主催)は30日、内田樹(たつる)さん(56)の「私家版・ユダヤ文化論」(文春新書)に決まった。(YOMIURI ONLINE)
私家版・ユダヤ文化論
何はともあれ、市田先生、おめでとうございます。
しかしだ、ふと我にかえれば、わたしゃ「私家版・ユダヤ文化論」などという怪しげなタイトルの本は、まだ読んでいないのよね、と。
それで急ぎアマゾンへ注文したりするのだから、まったくよい読者(消費者)である。(別名「カモ」という)。
内田樹(著) |
小林秀雄賞
さらにだ、そもそも小林秀雄賞ってなんなんだよ、と。
これも急ぎWebを検索してみれば、Wikipedeaには、早々と内田先生の名前が載っていた。
日本を代表する文芸評論家・批評家の小林秀雄の生誕100年を記念として、新潮社が新たに創設された学術賞である。日本語表現豊かな著書(評論・エッセイ)に毎年贈られる。但し、小説・詩・ノンフィクションは対象外である。
第1回(2002年)
* 橋本治「三島由紀夫とはなにものだったのか」(新潮社)◎
* 斎藤美奈子「文章読本さん江」(筑摩書房)
第2回(2003年)
* 岩井克人「会社はこれからどうなるのか」(平凡社)◎
* 吉本隆明 「夏目漱石を読む」(筑摩書房)
第3回(2004年)
* 佐野洋子「神も仏もありませぬ」(筑摩書房)
* 中沢新一「対称性人類学 カイエソバージュⅤ」(講談社)◎
第4回(2005年)
* 茂木健一郎「脳と仮想」(新潮社)◎
第5回(2006年)
* 荒川洋治「文芸時評という感想」(四月社)
第6回(2007年)
* 内田樹「私家版・ユダヤ文化論」△
おおなるほど、意外と身近な本が受賞しているのね、ってことで、うちにある本(読んだ本)には◎印をつけてみた。打率は4割4分4厘。
△は、もちろんこれから読むので、私の小林秀雄賞読書率は5割を超える、と。(だからどうした、なのだが)。
ということで、「私家版・ユダヤ文化論 」の感想文は、アマゾンから本が届き、読み終え次第に書こうと思う。
2007年09月08日(土) 追記
追記 午前7時起床。浅草はくもり。(笑)