ロッカク(1)

ロッカク(1) (電撃ジャパンコミックス)

見ル野栄司(箸)

667円(税込み)
アスキー・メディアワークス


ロッカク(2)ロッカク(2)  950円(税込み) ロッカク(3)ロッカク(3)  952円(税込み)

ロッカク

午前6時20分起床。浅草はくもり。「ロッカク」は Kindle Fire HD の為に初めて購入した書籍であり、いや、書籍なんていうものではなく、マンガの本なのであるが、あたしゃ結構のめり込んで読んだのだ。

ロッカク(1)p78~p79この本は俗に云う(のか)「熱血技術漫画」であり、ずぶの素人である主人公(月光トキオ)が、ものづくりの技術を競う技能五輪大会に出るまでをひとつの物語としてまとめている。

技能五輪で見かけた凄腕職人の「鉄」に憧れ、おんぼろ工場へ入社した新人技術者である「トキオ」は、初日から感電し、装置の損傷に悩まされ、納品先でのトラブルなど、失敗ばかりの技術者としてスタートする。

技術など誰も教えてくれない中、ベテラン職人の「原成」が「トキオ」の指導をかって出るが、その「原成」もやがてトキオの元を離れるのだ。しかし、最後には「トキオ」も技能五輪に出る。

いったい誰が勝利するのか、といった熱血漫画なのだが、話は臭い、思い切り臭い。でも、あたしはこれはこれでいい、と思うのだ。そしてこのマンガ、Kindle で見ると、実に鮮やかでいいのである。

これは1,2巻とも全体が着色され、3巻はその一部が色がつき、という具合に、見ていて綺麗であるのが、兎に角いいと思った。

Kindle Fire HD は、Bookリーダーとしての性格をもっているが、この本の様に色がついていると、なる程そのありがたみが分かるのだ。ただし、Kindol ストアで他の本を探してみても、この手の本(前ページ色つき)はなかったのだ(たぶん)。Kindleストアには読みたい本がないな、という印象ではあるが、まず読みたい本を出してもらわないと、次が続かないのも確かなのだ。