太平燕太平燕


太平燕

午前6時起床。熊本はくもり。昨日は池田さんに熊本空港まで迎えにきていただき、そのまま昼餉は熊本城の桜の馬場「城彩苑」の中にある「肥後めしや 夢あかり」でとった。

肥後めしや夢あかりのオブジェあたしはここで久しぶりに太平燕にお目にかかり、迷わずこれを頼むと、本当に久しぶりに食べたのだ(ただし春雨は糖質制限食の掟に従ってほんの少しだけにしたのだが)。

太平燕は(あたしにとっては)非日常のものでしかないが、熊本ではソウルフード(パトリとしてのたべもの)になっている。なにしろ学校給食のメニューにもあるらしいのだ。

ロラン・バルト風に書けば、東洋の食べものは細分化へ向かう、という法則に忠実に、太平燕はたくさんの野菜の断片と、肉の破片に溢れている。挙げ句にエビや蟹まで入っている。そしてそれらは食べても食べてもなくならないのが普通なのだが、ここの太平燕はあっさりと無くなってしまったのだ。

これは洗練された太平燕、と呼んでもいいのだうが、あたしの知っている太平燕とはちょっと違うものだった。しかしこれもありなのだろう、と思うあたしは、太平燕はなんでもあり、ということを知っているのだろう。それぐらい様々な太平燕が熊本にはあふれているのだ。

肥後めしや あかり
熊本県熊本市中央区二の丸1-14
096-355-2233

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