コロッケそばコロッケそば


そば所 よし田 銀座本店のコロッケそば

午前6時30分起床。浅草はくもり。「よし田のコロッケそば」を手繰ったのだ。この日は所用で銀座7丁目、そば所 「よし田」のすぐそばで、それも短時間で終わってしまうという用事だったから、頭の中では電車の中から「コロッケそば」ばかりだった。

所用も終わり、念願の「コロッケそば」を食べに「よし田」の戸を開ける。

よし田」はまだ始まったばかりだが、もうお年寄りが2人蕎麦を手繰っていた。あたしは最初から何を食うかを決めていたから口の方がはやい。

コロッケそば」。

その「コロッケそば」もそんなに待たずにあたしの前に届けられた。姿を見た。いや、いいなー。

ここのコロッケコロッケではない。鶏しんじょうなのである。その鶏しんじょうの周りに蕎麦と葱がある。柚の補のかな香りがする。なんとも味のある姿をみせるこの蕎麦の値段は1050円也。

これが「コロケそば」の元祖だ、という説があるが、成る程なー、と感心したりする。

そしてなによりも「よし田」に入って心もはずむのだ。その店内の古いつくりからは正に昭和の香りがするような気がする。いやー良いなぁ、とのんびりしながらも、古くて大きな所帯で「コロッケそば」を手繰る贅沢に一人浸っていったのだ。

そば所 よし田
東京都中央区銀座7丁目7-8