はまぐりせいろ
午前5時45分起床。浅草は雨。この日は「弁天」で
あたしは「はまぐり」に関してはずぶの素人だ。年に一体何回食べるというのだろうか。
いや年になんてものじゃなくて、「はまぐり」なんぞを食べたのは10年位前じゃないだろうか、と思う。まあ、そのぐらいの「はまぐりオンチ」なのである。
そんな「はまぐりオンチ」に、この日の「はまぐりせいろ」である。しかしそのオンチのあたしでさへ、この蕎麦が非常にうまいものであることは見ただけで分かる。
手で「はまぐり」を食べる。身がぷるんと大きい、そして貝柱が太い。そしてうまい。
その大きくて太い「はまぐり」を早めに三つばかりやっつけてしまい、あたしは蕎麦を手繰るのだ。
それがまた実にうまい。「はまぐり」の滋養が汁にしみわたっている。その中へ蕎麦をつける。そして手繰るのだ。あーうまいな、と狭い弁天の食卓で思うのだ。[浅草でランチ]
弁天
台東区浅草3丁目21-8