ミト・ロッソ2009ミト・ロッソ 2009


MITO ROSSO del 2009

午前6時起床。浅草は晴れ。「MITO」というワインをいただいたのだ。MITO=ミトである、つまりは水戸である。水戸ならばこれは長谷川さんからの贈与なのである。

しかし「MITO ROSSO del 2009」、見事な赤ワインだった。ワインのことなど何も分かっていないこのあたしが、送り状に書かれた長谷川さんの小書きだけを頼りに飲んでみたのである。

珍しいワインを見つけました。mito(ミィート)と発音するそうです。(イタリア語)
このワインは開けて直ぐ飲むとパッとしない味です。空気にさらす(デカンタに入れかえてふたをとっておく)と非常においしくなります。まるで水戸人みたいです。(笑)

呑めば正にその通りだった。最初の一杯目は何もせずに呑んだ。正にパッとしない味である。そして二杯目はデキャンタなぞない(ついでに書くとワイングラスもない)我が家の秘密兵器「デキャンティング・ポアラー」を取付、そしてグラスに注がれた赤い液体をフリフリして呑んだのだ。

いやー、これが旨いのだ。時間が経つ程に旨くなる。

酒肴は切れてるチーズ(常備しているのだ、笑)。調子に乗って呑み続けるあたしを、家人が注意してようやく半分で止めたのだが、これが想像よりもずっと甘いのである。その甘さが、かつて食べたかのような味で口に広がるのだが、その味は何だか分からない。

いやワインというのも恐ろしく深く旨いものなのだな、と思う、最近酒はいくらでも呑めるようになってきたあたしだったのだわ。

デキャンティング・ポアラー