「つけ天せいろ」大盛り生粉亭の「つけ天せいろ」大盛り


手打そば生粉亭

午前6時10分起床。浅草はくもり。この日は鐘ヶ淵の床屋へ行ってきたのだが、その床屋が何時にもまして満杯で、それじゃ昼飯ランチでも食ってから、と「生粉亭」に行ってみた。とはいえ、ほんの僅かな距離だから当然に歩きである。

鐘ヶ淵と普段何気に呼んでいるが、鐘ヶ淵というところは(たぶん)ない。鐘ヶ淵とは駅名なのだ。しかし『剣客商売』の頃には、鐘ヶ淵はその地名が残っていて、あたしは何故かしらその名前が気にいっていたりする。それにこれが一番重要なのだが、あたしの脳梗塞からの再生の地でもある。すなわち東京リハビリテーション病院もある。

その鐘ヶ淵の端っこにある「生粉亭」は、それこそ周りとは何の関係もないように突っ立っている。「お、こんなところに蕎麦屋が」、なのだが、いつものようにランチメニューから「つけ天せいろ」を選び、大盛りでいただいたのだ。これが無性にうまい。蕎麦を手繰っている間は糖尿病であることを忘れさせてくれる。勿論、脳梗塞であったこともだ。あたしはただ夢中で食べたのである。

生粉亭

手打そば生粉亭
東京都墨田区墨田5丁目5-3